2013年05月23日
ネパールへの旅 vol.22 カトマンズ散策
3月14日(木)
AM5:00起床。まだ外は真っ暗で、街は静まりかえっている。
時差が3時間15分あるから、日本は朝の8時15分か。
いまごろ娘達があわただしく登校しているんだろうな、早く会いたくなってきた。
街中でも一日に約8時間停電する。予備バッテリーからの薄暗い照明が逆に好みだったりする。
なかなかお湯が出てこない上に温度調節が毎回変わるシャワーにも慣れてくるもんだ。
昨夜も遅くまでフロントのスタッフ達と喋っていたのか、寝息をたてて熟睡中の息子を置いて
薄明るくなった早朝のカトマンズの街にくりだした。
とりあえずの目的地は、スタッフのスーザンお薦めのスワヤンブナート寺院。
地元ではモンキーテンプルと言われている、カトマンズ最古の寺院だという。
通学中の女子学生。いつもゴミを焼いている場所なのだろうが、シュールな光景だった。
仲のよい野良犬とニワトリ。
河原もナイロン、プラスティック系のゴミだらけ。排気ガスとゴミは深刻な問題だという。
ヒンドゥー教の石像や祠のようなものが、街中のいたるところにあった。
お年寄りはもちろん。通勤、通学途中の若者までが立ち止まってお祈りを捧げたり、
石像にサッと手をふれて歩いていく。誰もがごく自然な毎日のことのように。
ヒンドゥーにはいろんな神様がいる。この神様はなんだろう?
寺院に向かう坂道を歩いていると、祈りの合唱のような音楽が聞こえてきた。
山頂付近のスピーカーから大音量で流しているようだ。録音されたものかリアルタイムかは
わからないが、来た道を振り返って、早朝の街の風景を眺めると、妙に心に響く。
日本から持参の、ペットボトルに入れたお気に入りのシングルモルトを飲みながら歩いた。
朝から参拝しに行くところなのに不謹慎のような気がしたが、ネパールでは許されている
ような空気が流れている。日本の寺社仏閣のような厳粛さがまったくないのだ。
ネパールの神様たちも細かい事は気にしないはずだ、都合のよい勝手な解釈だけど(笑)
カラフルな仏像に寄り添う猿たち。堂々とのびのびと暮らしている感じだった。
寺院へと続く急階段、登っていくごとに合唱の声がだんだんと大きくなっていく。
ストゥーパと呼ばれる仏塔。地、水、火、風、空という宇宙を構成している5大エネルギーを象徴
しているという。すべてを見通すブッダの目が書かれている。
俺を撮ってくれ!と言ってきたファンキーな親父。合唱に合わせて気持ちよく踊っていた。
山頂からは、カトマンズの街が一望できる。太古の昔は湖だったらしく、
この寺院はその頃からあるらしい。
ストゥーパの近くにある建物のなかで、信者たちが祈りの歌を合唱していた。
よくわからないタイミングでオッサンが吹く法螺貝が鳴る、やはりどっかアバウトな空気が
ネパール風でいい感じである。
ゲストハウスに戻って、息子を起こす、まだ朝の8:00だ。
「モンキーテンプルは案外良かったよ」、と言ってみたが予想どおりの関心のない返事。
まぁお寺や宗教に興味が持てる歳じゃないのが当たり前で、だから私一人で行ったのだが、
できれば息子にも見て欲しかった気がした。
パンパニケル・ベーカリーというカフェでパンとオムレツの朝食、落ち着いた店内がベリーグッド。
もうおなじみのバンダで、この日も夕方まで交通機関がストップするという。
予定を変更して、息子と一緒におみやげを買いに出かけた。
互いにゆっくり時間をかけて、家族や友達たちへのおみやげを選ぶ。
和歌山に帰ったら、現地の衣装で友達に会いに行きたいと息子が言い。
「これってどうかな?」と嬉しそうにコーディネイトを聞いてくる、若者は買い物好きなんだな。
「ガーデン・オブ・ドリームス」、1920年に造られた宮殿の一部を改修したらしい。騒々しいタメル
地区にある静かなオアシス。
暑かった日中も、夕方になると涼しい風がここちよく吹いてきた。湿度が低いからか汗はかかない。
夕方、晩飯にはまだ早いという事で、ゲストハウスの近くにある庭園に行くことにした。
私は、日本から持ってきた小説も読む気にもなれず、昼寝を決め込み、
息子は、なぜかゲストハウスにあったゴルゴ13を読んでいた。しかしシブいチョイスだな。
抱き合っていちゃつくカップルの横で、ゴルゴを読み耽る息子。
晩飯は、日本人オーナーのカフェでトマトチキンカレーと和風大根パスタを食べる。
食後の珈琲も美味し。「ちゃちゃかふぇ」というカワイイ名前の店だがスタッフ達はいかつい
ネパール人。エベレストにも登っているというオーナーは不在だった。
すっかり早起きサイクルになり、晩飯のビールを飲むと早くも眠気がやってくる。
旅の始めにカトマンズに寄った時からずっと、自分用のグルカナイフを探すのに夢中に
なっている息子。
すっかり街にも慣れた様子を見ていると、頼もしくなったもんだと素直にうれしい。
あきれるくらいに根気よく値段交渉をする息子、ネパール人の店主に同情してしまう(笑)
少し飲みたりなかったので、ビールを買い込みゲストハウスに戻る。
今日も一日中、飲んでばかりになってしまったな。(ーー;)
明日は息子を連れてパシュパティナートというヒンドゥー教の寺院に行く予定。
インドのように、川沿いで火葬しているという。今回いちばん楽しみにしている場所である。
次号につづく・・・
そして値切りまくるところが、大阪商人らしいですね。
計画停電といえば、忘れもしないのが、311のあとですよ。
会議を重ねてような法案が成立するような日本が、いきなり計画停電のグループ分けとか時間帯がバババッと強引かつ唐突に決まったときは、「日本はどうなってしまうんだろう」と本当に不安になりましたね。
くわしくはこちらに書きましたが、
http://d.hatena.ne.jp/stk1/20110327
埼玉北部のある街中に行くと、銀行とマンションの非常灯が点いている以外は、全て真っ暗でした
今はプノンペンにいるんですよね、たまにUpされているFacebook楽しみにしてますよ!

今年も楽しみ(*^^*)
私はもう国内では着れないからwww
今年は海外で着たいわ~( ̄0 ̄)/
着るもんに無頓着な息子なんで、あんまり服がないみたいです。^_^;
海外での写真楽しみにしてますね~!
