2012年11月13日
古いモノがふたつ
先日行った、桃の木山の家の売店コーナーで古い登山地図を買った。
なんと新品のデットストック、値段は当時のままの350円!
昭和50年発行、自分は幼稚園に通っていた頃。あなたは生まれていましたか?
MIZUNOと美津濃、豊満な白人モデル・・・時代を感じるなぁ。地図は詳細で丁寧な作りだった。
先日、お店の整理をした。いろんなものが入っていたファイルから、昔の写真が出てきた。
古いライカを愛用していたNさんが撮影・プリントしてくれた、モノクロームの四つ切。
十年近く前の築港の埋立地、カルペディウムの革シャツに金髪アタマ。なつかしい時代だな・・
2012年06月01日
フェリーで徳島、自転車の旅 その2
カフェを出て、のんびりと自転車を漕ぎながら市内中心部に向かう。
そういえば坂の少ない街だったし、歩道と自転車道も分かれてる所が多かった。
和歌山より、自転車にやさしい街だなという印象。日曜だからか、がらんとしたオフィス街。
お目当ての市役所の裏手にある、「スパイスれすとらん Cardamom 」に到着!
テントのやぼったいロゴが逆に期待をそそる、ほぼ無人の街中。和歌山人には慣れた光景である。
マサラカレー、タイカレー、キーマカレーetc・・・、詳しくは食べログなどで(手抜き?)
すべて850円、好物のキーマカレーが品切れだったので、お店のスタンダードだという
マサラを注文する。
撮影させてもらうことをお願いすると、カンジのいい女性スタッフが笑顔でどうぞと言ってくれた。
若い女性客どうしならよく見る光景だが、薄らヒゲとハットを被ったおっさん独りで、
ウレシみたいにデジカメで撮ってる姿はヤバイやろなぁ。と客観的にはかなり恥ずかしい・・・。
これもブログネタの為だと、食べる前から汗をかいてる始末(笑)
一見こどもカレー色したマサラカレー、口にすると複雑なスパイスのシンフォニーが!!
そして、この店の目玉「スパイスボックス」。おとなが楽しめるカレーである。
いろいろ入れまくって味見した、それぞれの特徴がわかって面白かったけど、
結局なにも入れないのが一番旨かった(^_^.) そりゃそうか、しかし醒めた結論だな(笑)
岩塩、チリパウダー、カルダモン、ターメリック、フェンネル、コリアンダー、クミンシード。
食後に、甘めのアイスチャイとマンゴーアイスがついている。大満足!
「こんな店が地元にあればなぁ」って願ってしまうことが、私の最大の賛辞のようだ。
何様やねんお前は・・・とおもいつつ次回へ続きます。
スパイスに蹂躙された舌に、つめたい甘みが美味し!850円はリーズナブル。
2012年05月29日
フェリーで徳島、自転車の旅 その1
次の日の早朝に金環日食があった日曜日、フェリーで徳島に渡った。
和歌山港にクルマを預けて、自転車での船旅。往復でちょうど5000円。
13:40発15:40着で徳島港に上陸。
自転車で3~4km漕げば、市内の中心地だけど、すこし寄り道してお目当ての珈琲豆を
使ってるカフェに向かった。
和歌山港で乗船の順番待ち、行きつけの珈琲屋さんにもらった折りたたみ自転車がハカナゲ。
アアルト珈琲という、徳島県外でも有名な珈琲豆専門店が、以前からよく雑誌などに載っていた。
期待をふくらませて、アアルト珈琲を扱う「qugru」というカフェに到着。
ほどよく力の抜けたアンティーク家具の店内、壁のブルーが目に落ち着くいい青だった。
カワイイ顔した店主さん(男子)もカンジがよくて居心地のよさそうなお店、徳島のオシャレな
デートスポットなのか、私以外はカップル3組。
別に珈琲目当てじゃないよってカンジでさりげなく濃い目のブレンドを注文する。
イメージどおりの上品な優しい味で、美味しく飲めた。寄り道してよかった。
少しぬるめの温度だったのと、普段から濃い珈琲が好みの私にはちょっとものたりず・・・
イヤなうるさい客だな(笑)
今度来たときは、名物のパンケーキを食べてみよう。次はカレー屋さんに行く予定だったので
お腹を開けとくことにした。
次回に続く・・・
「qugru」 くぐると読むらしい、となりにある雑貨と本のお店もいいカンジだった。
2012年04月16日
鳥と話せる笛
今年も、たけのこ祭り&クラフトフェアが開催され四季の郷に行ってきた。
去年はここで、「鬼っこ」との出会いがあった。
好天に恵まれ、たけのこ焼きそばやインド人屋台のカレーやチキン、猪と鹿肉のコロッケ
貴志川のいちごのフレンチトーストなどを広場で美味しくいただく。
地元のアイドルグループや、たけのこ祭りの歌、謎のゆるキャラ達、なぜかよさこい集団など
ほどよいカオスとローカルさになごみつつ、娘たちはアクセサリー作りや針金製の輪ゴム鉄砲を
、妻は焼き物の食器を、私は愛知県から来ている「原木工房」というおだやかな店主が吹く笛や
手作り石鹸やニュー鬼っこなどを買って、それぞれごきげんで帰路についた良い休日だった。
これから山歩きの楽しみが増えた、いろんな音色をマスターしたらホントに鳥が答えてくれるだろうか。
ウワミズサクラという樹を使ってるらしい、いろんな素敵な原木で作っていて選ぶのに迷ってしまった。
この日に十歳になった末娘、誕生日プレゼントは自分で作ったガラスのアクセサリーと針金でできた
輪ゴム鉄砲。
左端のゆる?キャラは何者なのか気になった。心なしかお子様たちも怯えてるような(笑)
2011年10月01日
被災地で見たこと感じたこと
県のボランティアバスに乗せて貰い那智勝浦に行ってきた。
個人的な偏見で見たこと感じたことを箇条書きに・・・
※上空にはヘリコプターが旋回し、砂埃だらけの道路には警察や自衛隊や工事車両が。
原型がわからないクルマや破壊された家、ところどころでゴミを燃やす焚火の煙。
金属のガレキを満載にして走るトラックの荷台にしがみついて被災地を見わたす。
「戦場みたいやったよ」東北に行ってきた人の言葉を思い出した。
※段差で荷台がドカンっと突き上げられるたびに隣のY氏が尻の痛みに悲鳴をあげる、
うまく座る場所を確保できなかったようだ(笑)
荷台から振り落とされる危うさに不謹慎だが変にハイになる。ゴミを片付けるのは
いつでもどこでも気持ちいいもんだ。
午後二時、あと二時間ほどで作業は終了、予定してた箇所のゴミの撤去は完了しそうだ。
※泥水にまみれたゴミは物によっては悪臭がきつい、昼飯を食べながらも頭から離れず
せっかくのおにぎりをぼそぼそとかじるはめに。あんがい軟弱な自分が意外。
※飯を食って寝転んで空を見るとさわやかな秋晴れで白い雲がゆっくりと流れる、
まわりの山々は深い緑でのどかな風景。しかし寝てる横には破壊されてそのまま
放置された無残な民家が・・・奇妙な光景が記憶に残りそうだ。
※少し離れたところで派遣で来てるとある市の職員が四人で談笑してる。
たぶん職務に忠実なんだろな、朝からほとんど何もしていない(笑)
「おい!そんなとこに座ってると日焼けすんぞ!」と年輩の職員
「焼けてたほうが、行ってきた~ってかんじすっしょ!」と若者の職員・・・
「あいかわらずノドカですな」隣に座ってるY氏が小声でつぶやいた。
※名前は「かんじ」っていいます、よろしく~。私ら22人のリーダーを務めてくれる
石巻から来てくれた若者ボランティアグループの一員の方らしい。
朝に集まったボランティアセンターにグループの若者がたくさんいた、
みんな胸のあたりにガムテープを貼ってひらがなであだ名や下の名前を書いてある。
男女ともに東南アジアを旅してそうな面々。個性的な髪型やメッセージTシャツなどを着てる、
腕にマジックでよくわからない文字とか書いてる男子もいる。
充実感にはまったり、自分さがしなんやろかとついつい意地悪な見方をしてしまう。
彼らの善意は住民の方々にはすごくありがたいことなんやからと意地悪な自分を
たしなめる。まぁしかしそんなに自己アピールせんでもなぁとオッサンの意見(笑)
※もう少しイジワルオヤジで・・・。
朝、到着した那智の道の駅での事。「ビーン、ビーン、ビビビ~ン」とオフロードバイクに
跨ったヒゲモジャ長髪トンボ型レイバンの70年代ヒッピーばりばりの三十前後オトコが
駐車場をバイクでうろうろしてる。被災地にはいろんな変わった奴らが集まってくるなぁと
思ってた。一発屋だったアラジンのボーカルに似てる。妙なメッセージTシャツ着てる。
その後被災地での作業中にもやたらバイクで住宅街をうろつくアラジン・・・なんやねん
アイツはと皆思ってたはずだ。アラジンが私らの近くに止まってこっちを見てる。
「隊長~!」とかんじ君が駆け寄った、あんたグループのリーダーやったんや!(笑)
帰りの夕方、ボランティアセンターに集まった私たちのグループにアラジンが
ゴミ処理についてよくわからない演説をしてくれたが、少し自分に酔ってる感じの
上から目線に一同しら~っとなってた、たぶん。
アラジンよ、あなたの行動も尊いことだが、ボランティアに係わった事がないがバリバリ
働いてたくさん税金を納めてくれてるオッちゃんたちの日常も同じくらい尊いことなんだぜ。
とりあえず地元のお年寄りを不安がらすようなファッションとバイクは考えもんやろ。
グループにニッカボッカをはいた小柄で笑顔よしのカワイコチャンが一人いたが
どうせお前がヤッてんだろ!ってすいませんヘンなオチはいらないですよね(笑)
楽しそうな若者へのオヤジのひがみでした、皆さん今後も頑張ってください!
※時間内に予定していた撤去作業が終了し、それぞれ歩いて集合場所のボランティア
センターにむかう。
ところどころで住人の方々にお礼を言われ、ちょっと誇らしい気分で歩く(笑)
まぁしかし今日は私なりの全力で頑張った、Y氏も年齢を感じさせない活躍だった。
川沿いの道の横には、まだまだ大量のガレキやグシャグシャの車。
それらを見ながら歩く私達を地元の女子中学生たちが追い越していく・・・
楽しそうにおしゃべりしながら歩いていく彼女たちを見てると、頼もしいな~
大丈夫やなと心が軽くなった気がした。
2011年08月30日
ぼやき日記
明日で八月も終わり。
日中はまだまだ暑いけど日の暮れる早さや夜中の涼しさに夏が去っていくのを感じます。
夏休みもプールも最終日だから娘たちを泳ぎに連れてってやろうかな。
剣岳と徹夜おどりから帰ってきて、さすがに疲れがでたのか咽喉と胃腸が不調になった。
たんたんと日々を過ごしようやく回復してきた、もっと仕事に気合を入れきゃな~。
カラダが弱るとココロも弱るのか、このところ自分の性格や人間性や男の器とかを
あらためて考えて凹んでしまったりしてる。お前いくつやねん(笑)不遜なときが大半やのに。
ちょっとツライけど、助平でせこくて女々しい自分とこれからも仲良くやっていかんとな。
少々強引でも自分を愛さなきゃよけいに周りに迷惑がかかったりするもんだ、経験上。
旅行記や山岳記を読めば主人公の勇気に憧れ、ドキュメントで見た狩猟で暮らすイヌイット
父子の飾りのない笑顔がまぶしく、昨日読んだ「機関車先生」の島の子供や主人公の
純粋さや誠実さに涙する今日このごろであった。
本文とあまり関係のない。徹夜おどりの街、郡上八幡の中心部を流れる川。
明日の夜は、酒場のツワモノ達と「飲み放題」の店にいく。不安。
このところ自分では大丈夫だろと思ってる酒量でスポッと記憶が飛んでしまう事態が多発している。
徹夜おどりで調子にのって飲んでしまい、後に人から聞いて冷や汗もんの失態をやらかした・・・
ハッピーになりすぎて周りに迷惑をかける、恥ずかしすぎるオオバカ状態。深く反省せざるをえない。
明日のメンバーには生中を15杯以上のむモノノフが二人もいる。自分のペースを守れるやろか・・・
酒にだらしない自分への挑戦である。
2011年04月17日
ささやかな協力
演説の最後には相変わらずヒステリックな名前の連呼・・
エネルギッシュやね〇〇さん、いやでも覚えてしまいましたよ。
もしかして頑張ってる〇〇氏は、若者や夜に働く人たちの投票率をさげてるんじゃないか(笑)
地元で声高じゃなく頑張ってる方々の紹介です、ささやかながら協力させてください。
北ぶらくり丁の美容室「rhythm」さんです。
追記
選挙活動は法律でかなり厳しく規制されてるから、街頭で叫ぶ以外に術がないのも無理もなく
市政を積極的に知ろうとせずに勝手なハナシだな。〇〇さんネタにしてスイマセン
あなたの声のおおきさは政治家として武器だと思います。文脈的にイヤミにしか聞こえないか・・
しかしあんまり中庸な意見ばかりだとブログがスパイシーにならず、読んでくれてる方も退屈だろな
たまには過激な内容をと思ったりするのだが、なんかヤラセみたいで気がひけるしなぁ
ぴりっとせずたらたらしたブログですが今後もよろしくです。
2011年03月14日
力をくれた言葉
被災された方々、心からお悔やみ申し上げます。
救済に関わられてる方々、本当にお疲れ様です。
もうすぐすべての方々の疲労が限界を超えてしまうのが心配です
同じ日本人として何もできずに生活してるのが日毎につらくなってきて
正直、仕事にも力が入らず。いい年こいで、おろおろしてる自分がしんどくて
こんな泣き言ブログに書いて見苦しいですね、スイマセン
皆さんに紹介したかったのは「為末 大」というハードル選手のツイッターでの言葉です
月並みな表現ですが、こんなにだれかの言葉に励まされたのは初めてでした。
わたしと同じような気持ちで過ごす方々にも届けたくて、載せさせていただきました。
私なりに何か少しでも協力できることを実践して行こうと思います。
「罪悪感にかられて日々を疎かにしないでください。
不謹慎という言葉を恐れて人を笑顔にするのを忘れないでください。
どんな仕事であれいつもと同じ事を淡々と続ける事が日本の力になります。」
2011年02月27日
いまさら大雪ネタ
このところは春の陽気だけど、この前の大雪からまだ二週間もたっていない
どうせ暇だろうと店を開けたのだが、渋滞で帰宅できない人たちやハプニング好き
の方々で意外と賑わった。
店内は軽い興奮状態で、被害をこうむった方には申し訳ないが子供のころの台風みたいに
わくわくしてしまった。たぶんお客さんたちも似た感じだったと思う。
こんな非常時になると、誰と連絡をとろうとするか誰を心配するかで誰を愛しているか
愛されてるかもしくは大切に思ってるか思われてるかが良くわかるだろうなと思った。
おそらく世界一整備された国に住む私たち、べんりな街で毎日が変化なく過ぎて行く
不謹慎だが、リビアの若者たちの明日をも知れぬ自由への戦いや恋愛に想いを焦がす
「われながら平和ボケしたアホなおっさんやな」と自嘲、でも少しは共感してくれるだろベイビー(笑)
どんどんドラマが減ってゆく街の上空をケイタイの電波が飛び交う
まちあわせでの行き違いが懐かしい。