2013年04月03日
ヒマラヤトレッキング,ネパールへの旅 その6
3月6日(水)
「バンダ」とはネパール語で、閉じたという意味です。
それがストライキと同じ意味合いで使われているようです。
NepalBandh.com(ネパールバンダ最新情報サイト)
バンダは指令する団体によりいろいろありますが、
中身は交通機関・学校・商店・会社の「休業・休校」で市民生活がマヒします。
マオイストのバンダの場合は「休業・休校」が自発的なものではなくて強制的に行われます
(営業していると石を投げられたり、報復されたりする場合があるので皆、休みます)。
「マオイスト」 ネパール共産党統一毛沢東主義派
政治的思想・立場
共産主義
マルクス=レーニン主義
毛沢東思想
「バンダ」が行われるかどうかは、当日にならないと分からないらしい。
昨夜遅く、宿のご主人のクリシュナさんが知人のタクシードライバーに電話して、
バンダが始まる朝6:00になる前に、トレッキング拠点の村「ナヤプル」まで
私たちを運んでくれるよう交渉してくれた。運賃は相場の3~4倍だったが・・・
交渉の結果、早朝4:00にナヤプルに到着で良ければ4000ルピーで運ぶとの事。
金額はともかく、どんな村かも知れない場所で夜明けまでの2~3時間を待つのは
、危険で退屈だと判断し。丁重にお断りした。
朝5:00頃起床
6:00にクリシュナさんに電話でバンダ情報を聞いてもらった。
やはりこの日は夕方6時まで強制ストライキらしい・・・。
自ら歩いて山を越えて「ダンプス」という、もうひとつのトレッキング拠点
の村まで行く選択も考えたが、8時間以上歩くのと、もし明日早朝タクシーに
乗れればそんなにスタート時間が変わらないのと、一日くらいゆっくりしたいと
いう息子の意見もあり、今日一日はゆっくりポカラ観光することにした。
いつまでも起きない息子と朝から一揉めして、一人で街に出かける。
少し歩いてレンタサイクルに向かう。自転車を借り、一人で観光をしようと
思ったが、思いなおして宿に戻り、気が進まなさそうな息子を連れ出して
二人で自転車を借りに行った。
おせっかいすぎで、そっとしといてあげたほうが良かったなと今なら思う(-_-;)
街のメインストリートでは、うるさいクルマやバイクもなく、
子供や大人もサッカーやバトミントンで遊んでいる。
ネパールに来て初めての長閑な街の空気に、
観光するなら「バンダ」もそう悪くないなぁと思った。
ポカラの街は、そこらじゅう牛がのんびり闊歩している。慣れたらすぐに当たり前の風景になる。
五分も走らないうちに、のどかな湖畔沿いの道になり、気持ちよくサイクリングを
楽しめる・・はずだったんだが!
私のほうの自転車が・・・(別にたいしたオチはないですが、出勤時間なので次回に!)
息子くんとのふたり旅、おもしろく読ませてもらってます。
アジアってさほど興味なかったんですが(カンボジアとラオスと西インド以外)、ネパール、行きたくなりました。
コメントどうもありがとうございます!
カンボジアとラオス行ってみたいですね、とくにラオスは最高だったとネパールで会った青年に聞きました。

舗装されてないっぽい道の感じ。
なんだかちょっと懐かしい(〜〜)
強制ストライキの時間中は、クルマやバイクで走ってると、マオイスト達に攻撃される恐れがあるらしいとの事でした。
何年か前に、バンダ中に走っていたバスが乗客ごと爆破された事件などがあり、この日も街中には、警察や軍が出動してましたね。

すごい国ですね(@@;)
よくぞご無事で〜!